学生協働から、社会人へ。「あの経験は今、どう生きている?」
PROJECT any× ハーモニープラス 学生協働プロジェクト卒業生との再会インタビュー

2024年、ハーモニープラスはPROJECT anyと連携し、大学生とともに「学修成果MOE」の価値を考える学生協働プロジェクトを実施しました。学生がユーザーインタビューやペルソナ分析、UI/UXや利用促進の検討に取り組み、学生目線からサービスのあり方を提案したプロジェクトです。
それから約2年。参加学生だった三田さん、秋元さんは社会人となり、それぞれの仕事に向き合っています。今回、PROJECT anyの糸井さんと、当時ハーモニープラス側でプロジェクトを担当した秦・今野・重永が再会。食事を囲みながら、現在の仕事、学生協働で得た経験、そして社会人になった今だから見える「あのプロジェクトの意味」を聞きました。
まずは、今どんな仕事をしている?
学生時代とは立場も環境も変わった二人。話はまず、現在の仕事とキャリア観についてから始まりました。
重永 社会人になって約1年半。今はどんな仕事をしていますか?
三田さん 現在はコンサルタントとして働いています。学生協働の頃とは立場も変わり、社会人として顧客やプロジェクトに向き合う中で、物事を整理しながら考える機会が増えました。学生時代とはまた違う視点で、仕事やキャリアについて考えるようになっています。
秋元さん 僕は一度転職して、現在は大手企業グループのIT会社でエンジニアとして働いています。運用保守よりも、新しいものをつくる側の案件が中心で、今はフルスタックに近い形で開発を経験しています。忙しさはありますが、人にも恵まれていて、やりたいことをやれている感覚があります。
「やりたいことがずれてきたから、やっぱりやりたいことをやった方がいいと思った。」

「ゼロから考える」経験が、エンジニアの仕事につながった
重永 学生協働プロジェクトの経験で、今の仕事に生きていると感じることはありますか?
三田さん システム構想に近いところを考えた経験は、今に生きていると思います。学生時代に別のIT企業で長期インターンもしていましたが、そこではテーマが決まった状態から実装寄りの仕事をすることが中心でした。ハーモニープラスとのプロジェクトでは、そもそも何をつくるのか、どういう価値を届けるのかという企画に近いところから考えた。それは初めての経験でした。
秋元さん 僕は当時、UI/UXの設計を担当していました。「学生にどうしたら使ってもらえるか」というテーマに対して、ユーザーのことを考え、そこからシステムにつなげていく経験ができたのが大きかったです。今もちょうど要件定義をしていますが、ユーザーが何を考えているか、何を求めているかを意識するようになっています。
秋元さん それまでの自分は、用意されたカリキュラムを受ける側で、サービスを使う人のことをここまで考える機会はありませんでした。プロジェクトを通じて、「こういうことを考えるのが自分は好きなんだ」と気づけたことも、エンジニアを志すきっかけの一つになりました。転職活動でも、この経験はよく話していました。
「ユーザーのことを考えて、そこからシステムにつなげる。その経験が、今の要件定義にも生きています。」
社会人になって分かった、学生協働の「面白さ」
秦 社会人になった今、改めてハーモニープラスとのプロジェクトを振り返ると、どんな印象ですか?
秋元さん 面白い会社だったなと思います。今は規模の大きい会社にいるので、役割分担がはっきりしていて、一人が見られる範囲はどうしても限られます。学生協働では、ユーザーの課題からサービス、企画まで幅広く見ることができた。それは今振り返っても面白い経験でした。
三田さん 学生の立場で企業のサービスについて考え、企業の方と直接議論する機会そのものが珍しかったです。単に「学生の意見を聞く」のではなく、自分たちが調べて、考えて、提案まで持っていく。実験台というと言い方は変ですが(笑)、実践の場として面白かったですね。
ハーモニープラスにとっても、学生から意見を「もらう」だけではなく、一緒に問いを立て、考え、形にしていくことがこの取り組みの核でした。2024年の最終報告会では、サービス利用の接点、操作性、プロモーションなど、学生自身の視点から改善案が示されました。
AI時代だからこそ、「ユーザーを見る」「自分で問いを持つ」
会話は、二人の現在の仕事からAI時代の働き方へ。開発現場ではAIを使ってコードを書くことが当たり前になりつつあり、これまで時間がかかっていたことが短時間でできる一方、「できることが増えた分、やりたいことも増える」という実感も共有されました。
重永 これから仕事をしていく上で、学生時代に経験しておくと良いことは何だと思いますか?
糸井さん 変化のスピードが速く、不確定なことが多い時代なので、効率を求める若い人の感覚はよく分かります。一方で、非効率な仕事をする時間が減りました、というだけではもったいない。効率化により生まれた時間で何をするのか、自分で行動できるかが大事だと思います。これからは、何かに没頭できる領域を持つことが重要なので、効率化することで興味関心を探求できる時間を創ることが重要になっていくのではないでしょうか。
三田さん AIを使えること自体は当たり前になっていくと思います。その中で、何をつくるのか、誰のためにつくるのかを考えることは残る。学生協働でユーザーから考える経験をしたことは、そういう意味でも今につながっています。
学生協働で扱ったテーマは「学修成果MOEをどうすれば学生にとって価値あるものにできるか」。答えが決まっていない問いに対して、ユーザーを見て、自分たちで仮説を立て、企業メンバーと議論し、提案する。そのプロセス自体が、AI時代にも通じる学びだったのかもしれません。
プロジェクトが終わっても、関係が続いていく
重永 今回、約2年ぶりにこうして集まってもらえたこと自体が、とても嬉しいです。
秦 プロジェクト期間としては数カ月でしたが、そこで終わらず、社会人になってからもまた会えるのは本当にありがたいですね。当時は学生から新しい視点をもらいましたが、今度は社会人になった二人から、現場での経験を踏まえた話を聞ける。学生協働を続ける意味を改めて感じました。
糸井さん 学生と企業の接点は、プロジェクトが終わったら切れるものではなく、その後のキャリアや次の挑戦にもつながっていく可能性があります。こうして数年後に集まって話せる関係が残っていることも、この取り組みの価値の一つだと思います。
「数カ月のプロジェクトが、社会人になった後の仕事やキャリアにもつながっている。」
編集後記 学生の声を「聞く」から、学生と「つくる」へ
今回の再会で印象的だったのは、二人が学生協働の経験を、単なる「学生時代の思い出」ではなく、現在の仕事につながる具体的な経験として語ってくれたことです。企画の上流から考えたこと、ユーザー目線でUI/UXを考えたこと、企業メンバーと一緒に答えのない問いに向き合ったこと。それぞれが、今のシステム開発や要件定義、キャリア選択の中に残っていました。
ハーモニープラスは、大学向けサービスを提供する企業として、「学生が主役」であることを大切にしています。学生協働は、学生の声をサービスに反映するためだけの取り組みではありません。学生にとっては社会や仕事に触れる実践の場となり、企業にとっては自分たちだけでは気づけない視点を得る機会になる。双方が学び合いながら、より良い教育やサービスを一緒につくっていく関係です。
これからも、プロジェクトの期間だけで終わらないつながりを大切にしながら、学生とともに未来の学びを考える機会をつくっていきます。
参加者
株式会社OVER20&Company.(PROJECT any事業部)https://www.over20-company.com/
糸井様
学生協働プロジェクト参加者(当時学生)
三田さん、秋元さん
ハーモニープラス株式会社
秦(プロジェクトリーダー)、今野、重永
関連情報
・学生協働プロジェクトの最終報告会を開催(ハーモニープラス株式会社/PR TIMES、2025年3月28日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000081844.html
会社概要
会社名 : ハーモニープラス株式会社
設立 : 2010年1月
代表取締役: 降旗 真寿幸
所在地 : 東京都千代田区二番町7番地5 二番町平和ビル
事業内容 : EdTechソリューション事業、BPaaS事業
URL : https://www.harmony-plus.co.jp/
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ハーモニープラス株式会社 営業統括部門 マーケティングチーム
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