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尚美学園大学、2027年度から学修ポートフォリオ運用開始へ

ハーモニープラス、教職員と「実際に使われる運用」を考えるFD研修の設計と実施を支援

尚美学園大学、2027年度の運用開始に向け、教職員とともに「実際に使われる運用」を具体化

ハーモニープラス株式会社(以下、当社)は、2026年8月25日、尚美学園大学(所在地:埼玉県川越市、学長:永山 賀久)において、2027年度からの学修ポートフォリオ運用開始に向けたFD研修の実施と運用具体化を支援しました。

今回の研修では、システムの機能や操作方法を説明するだけでなく、大学として何を実現したいのか、学生の学びや成長をどのように捉えるのか、授業・面談・学生支援の中で実際にどう活用するのかを、教職員の皆様とともに具体的に検討しました。

当社は、尚美学園大学の方針とIR、実際の教育現場それぞれの視点を踏まえながら、他大学の活用事例や具体的な利用場面のデモンストレーションを通じて、2027年度の運用設計を支援しています。

教育の成果を、社会に対して誇りを持って語れるように

研修の冒頭では、永山学長から、大学教育を取り巻く環境変化と、学修成果を可視化することへの期待が語られました。

教育評価の軸が「大学が何を教えたか」から「学生が何を身につけたか」へ移りつつある中、尚美学園大学がこれまで力を入れてきた「学生一人ひとりをどれだけ成長させたか」という教育の成果を、より具体的に示していくことへの考えが共有されました。

学修ポートフォリオによって学生の成長や教育実践を可視化することは、学生自身の振り返りだけでなく、教職員が自らの教育の成果を確認し、社会に対して発信していくことにもつながります。

大学としての目的から、現場での運用までを一つにつなぐ

本研修では、大学全体の目的、学修成果の可視化、実際の教育現場、学生支援という複数の視点から、学修ポートフォリオの活用について、社会的背景、現状の検討状況、想定される方策等を交えて説明が行われました。

山崎大学戦略・IR室長からは、国の施策に応じて大学の教育の質向上を推進する立場から、学生の学びや成長をなぜ可視化するのかという大学全体の視点から、尚美学園大学が目指す学修成果の可視化について説明がありました。

尚美学園大学では、成績等による直接評価に加え、学生自身による目標設定や振り返りといった間接評価も組み合わせながら、学生の成長を捉えていく考えです。

一方、学修ポートフォリオの運用検討に係るプロジェクトチームの座長であり、教育現場で学生指導に携わる漢那准教授からは、オリエンテーション、既存の授業、アドバイザー面談など、現在行われている教育活動の中に学修ポートフォリオをどう取り入れるかという具体的な運用イメージが示されました。

さらに、川上大学戦略・IR室室長補佐からは、学生支援の状況を踏まえてシステムの運用方法について検討する立場から、成績不振者へのフォローなど、現在大学で検討されている学生支援と学修ポートフォリオをどのようにつなげていくかという視点が共有されました。

当社は、こうした大学全体の目的と現場それぞれの考えを踏まえ、「大学として実現したいこと」を「教職員が実際に続けられる運用」へ落とし込むことを支援しています。

「何ができるか」ではなく、「学生とどう関わるか」


当社からは、具体的な運用検討につなげるため、他大学における学修ポートフォリオの活用事例を紹介しました。

学修ポートフォリオを新たな単独業務として増やすのではなく、オリエンテーションや授業、成績開示、アドバイザー面談など、すでに行われている教育活動に組み込むことが、継続的な活用につながります。

続くデモンストレーションでは、一人の学生が入学してから3年生になるまでを追いながら、目標設定や振り返り、教員による確認、面談、次の支援までの一連の利用場面を紹介しました。今回、大切にしたのは、すべての学生に同じ量のコメントや対応を求めることではありません。

まず学生の状況を「見る」、学生の入力に「反応する」、必要な学生には「声をかける」。

学生の状況に応じて関わり方に濃淡をつけ、本当に支援が必要な学生に教職員の時間を使う。こうした考え方が、尚美学園大学で想定する初年度の運用イメージとして共有されました。

教員から出たのは、「実際に使うなら」という具体的な問い

研修後の質疑応答では、システムの機能そのものではなく、実際の学生指導を想定した具体的な質問が寄せられました。

たとえば、

  • 学生との面談時に、履修科目や成績をどこまで確認できるのか 
  • 学生が継続して利用するために、教員からの反応をどのように見せればよいか 
  • 学年が上がるにつれて入力意欲が低下した場合、どのように学生を支えていくのか 

といった問いです。

こうした質問からも、学修ポートフォリオについて「知る」だけでなく、「自分たちの授業や学生支援の中でどう使うのか」へ議論が進んでいることがうかがえました。

当社も、教職員から出た疑問や意見を、今後の運用設計や支援内容の具体化につなげていきます。

81名中74名が研修に満足。実運用に向けた論点も明らかに

研修後に尚美学園大学が実施したアンケートには、81名の教員が回答しました。

「大変満足した」が44名、「どちらかといえば満足した」が30名となり、81名中74名が研修に対して満足側の回答をしています。また、研修時間についても69名が「適切だった」と回答しました。

一方、自由記述では、導入趣旨や期待される効果への理解が示された一方で、具体的な活用方法、入力の意義、既存の学内システムとの関係など、実際の利用・運用に向けてさらに具体化すべき論点も確認されました。

学修ポートフォリオは、システムを導入した時点で完成するものではありません。

実際に利用する教職員の意見を確認しながら、大学の教育活動に合った形へ調整していくことが、継続的な活用・定着につながります。

2027年度の運用開始へ。大学とともに運用をつくる。

尚美学園大学では、2027年度からの学修ポートフォリオ運用開始を予定しています。

今回提示された運用方法も完成形ではなく、今後、各学科や関係部署の意見を踏まえながら、大学の教育活動に合った形へ具体化していく方針です。

当社は、学修成果可視化システム「学修成果MOE」の提供だけでなく、大学としての目的整理、他大学の知見共有、FD研修、具体的な利用場面のデモンストレーション、教職員との意見交換、運用設計を通じて、導入後に実際に使われる仕組みづくりを支援しています。

システムを導入することをゴールにするのではなく、教職員と学生の教育活動の中で活用され、学生の学びや成長を継続的に支えられるところまで。

今後も尚美学園大学の皆様とともに、2027年度の運用開始に向けた準備を進めてまいります。

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